山口県岩国市の株式会社獺祭が手がける日本酒ブランド「獺祭(だっさい)」は、今や世界中に知られる存在になりました。
純米大吟醸酒だけを造るという一本筋の通ったこだわりと、データや最新技術を惜しみなく取り入れる革新性で、日本酒を飲み慣れていない人の心まで掴んでいます。
そこで本記事では、獺祭のシリーズ構成を踏まえた上で、人気の高い銘柄をランキング形式でご紹介。
初めて獺祭に触れる方が選びやすいエントリーモデルから、なかなか手に入らない限定品まで幅広く取り上げますので、飲み比べや贈り物選びの参考にしてください。
田中純平獺祭は、シリーズや造りの違いを知ることで選ぶ楽しさがぐっと広がります!気になる一本を見つける前に、まずは獺祭の概要・魅力も併せてご覧くださいね。
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J.S.A.ワインエキスパート・WSET Level3・J.S.A.SAKE DIPLOMA
田中純平
スペイン留学中にワインの奥深さに魅了され、「ヴィノスやまざき」でインターンを経験し、卒業後は楽天グループでスペイン語翻訳を担当。現在は「Homewine」EC運営に従事しながら、酒類分野を中心に10社以上のWebメディアでSEOディレクション・執筆を手がける。趣味はブラインドテイスティングで、J.S.A.第8回ブラインドテイスティングコンテストでは最年少ファイナリストとして選出。
獺祭のシリーズは主に5つある


獺祭は精米歩合や醸造方法の違いによって複数のラインに分かれています。どのシリーズかを知っておくだけで、棚の前での迷いがぐっと減るはずです。
メインシリーズ
獺祭の軸となるラインナップが「メインシリーズ」です。精米歩合45%・39%・23%の三段階があり、数字が小さくなるほど米を磨き込んだ上位ランクになります。
もろみを絞る工程に遠心分離機を活用することで、余分な雑味を丁寧に取り除いているのもこのシリーズの大きな特徴。
45%は手ごろな価格でフルーティーな入口を作ってくれる一本、39%は香りの奥行きとバランスが両立した中核モデル、そして23%は蜜のような甘さと圧倒的な透明感を誇るフラッグシップです。
新生シリーズ
「新生シリーズ」は、発酵の過程で生まれる微小な物質「獺祭エクソソーム」に目を向けて生み出されたシリーズです。
エクソソームは、細胞間の情報伝達に関わる物質として知られ、近年さまざまな分野で研究が進められています。
酒米には変わらず山田錦を使いながら、従来の製法にアップデートを加え、「美味しさ」と「体へのやさしさ」の両立を追求。従来の獺祭よりも口当たりが軽やかで、甘みにも繊細な変化が感じられます。
DASSAI BLUEシリーズ
「DASSAI BLUEシリーズ」は、ニューヨーク州ハイドパークに2023年9月開業した「獺祭ブルー ニューヨーク蔵」で醸造されるシリーズです。
現地の水と山田錦を使い、本場アメリカで造った純米大吟醸酒を逆輸入するという発想が話題を呼びました。
日本の獺祭と同じフルーティーな香りを持ちながら、ニューヨーク発というストーリー性も含めて楽しめる品々が揃っています。
新しい形シリーズ
「新しい形シリーズ」は、規格外の米や低アルコール製法など、従来の枠を意図的に越えようとする挑戦的な品々のシリーズです。
中でもおすすめは「獺祭美酔」。20年以上にわたる試行錯誤の末にたどり着いた低アルコール純米大吟醸で、アルコール度数を11%に抑えた新感覚の一本です。
その他にも、農家と協働した「未来へ 農家と共に」、若手技術を磨く「登龍門」、超高額な「挑む」、など従来の型にはまらないユニークなラインナップを誇ります。
季節品シリーズ
「季節品シリーズ」は、毎年特定の季節にだけ出荷されるラインです。
株式会社獺祭では完全空調システムを導入しているため、技術的には一年中同じ品質で酒を造ることができます。それでも季節限定品を出し続けているのは、「この時期だからこそ飲んでほしい」というコンセプトを大切にしているから。
単なるマーケティング上の仕掛けではなく、搾りたての鮮度や季節ごとの飲み心地へのこだわりが、各商品の背景にあります。
現在ラインナップに並ぶ季節品は梅酒を含めると大きく6種類。春から冬まで、それぞれ異なる表情を楽しめます。
獺祭 人気銘柄ランキング TOP12
| 商品名 | 購入 | シリーズ | 特定名称酒 | 酒米 | 精米歩合 |
|---|---|---|---|---|---|
獺祭 純米大吟醸45![]() ![]() | Amazon | メインシリーズ | 純米大吟醸酒 | 山田錦 | 45% |
獺祭 純米大吟醸 磨き三割九分![]() ![]() | Amazon | メインシリーズ | 純米大吟醸酒 | 山田錦 | 39% |
獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分![]() ![]() | Amazon | メインシリーズ | 純米大吟醸酒 | 山田錦 | 23% |
獺祭 純米大吟醸45 にごりスパークリング![]() ![]() | 楽天市場 | メインシリーズ | 純米大吟醸酒 | 山田錦 | 45% |
獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分 遠心分離![]() ![]() | Amazon | メインシリーズ | 純米大吟醸酒 | 山田錦 | 23% |
獺祭 早田 純米大吟醸 磨き二割三分![]() ![]() | Amazon | メインシリーズ | 純米大吟醸酒 | 山田錦 | 23% |
獺祭 磨き その先へ![]() ![]() | Amazon | メインシリーズ | 純米大吟醸酒 | 山田錦 | 非公開 |
獺祭 飲み比べセット 2割3分 3割9分 4割5分![]() ![]() | Amazon | – | 純米大吟醸酒 | 山田錦 | 23%/39%/45% |
獺祭BLUE 50 from NY![]() ![]() | 楽天市場 | DASSAI BLUEシリーズ | 純米大吟醸酒 | 山田錦 | 50% |
新生獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分![]() ![]() | Amazon | 新生シリーズ | 純米大吟醸酒 | 山田錦 | 23% |
純米大吟醸 磨き二割三分 獺祭美酔![]() ![]() | Amazon | 新しい形シリーズ | 純米大吟醸酒 | 山田錦 | 23% |
獺祭 純米大吟醸 磨き三割九分 寒造早槽![]() ![]() | Amazon | 季節品シリーズ | 純米大吟醸酒 | 山田錦 | 39% |
獺祭 純米大吟醸 磨き三割九分
株式会社獺祭
豊かな香りと蜂蜜のような甘さが長く続く、中心的一本
獺祭の中で「最もバランスが取れている」と評されることが多い、ラインナップの中核を担う「獺祭 純米大吟醸 磨き三割九分」。
山田錦を39%まで磨いた純米大吟醸酒で、グラスに顔を近づけると白桃やグレープフルーツを思わせる豊かな香りがすっと広がります。
冷酒でも常温でも味わいの表情が美しく変化するため、温度の違いを意識しながら飲むと、また新しい発見があります。価格と品質のバランスが優れており、贈り物としても定番の人気を誇っています。
| シリーズ | メインシリーズ |
|---|---|
| 特定名称酒 | 純米大吟醸酒 |
| 酒米 | 山田錦 |
| 精米歩合 | 39% |
獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分
株式会社獺祭
雑味を極限まで排した、蜜のような甘みと透明感の頂点
「獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分」は、山田錦を23%と極限まで磨いた、“獺祭”の魅力をまっすぐに感じられる一本。
口に含んだ瞬間の驚くほどクリアな味わい、そして舌の上でじわっと広がる蜂蜜のような甘みと長い余韻。このバランスの精度の高さが、「獺祭の代名詞」と呼ばれる理由でしょう。
贈答用の木箱入りも用意されており、お祝いや記念日のギフトとして選ばれることが多い一本です。
| シリーズ | メインシリーズ |
|---|---|
| 特定名称酒 | 純米大吟醸酒 |
| 酒米 | 山田錦 |
| 精米歩合 | 23% |
獺祭 純米大吟醸45 にごりスパークリング
株式会社獺祭
細かな泡が運ぶ爽やかな甘み、乾杯にこそ飲んでほしい
瓶内二次発酵で生まれるきめ細かい泡立ちが最大の個性である「獺祭 純米大吟醸45 にごりスパークリング」。グレープフルーツやトロピカルフルーツを思わせる爽やかな甘みと、心地よい酸味が絡み合い、飲み込んだあとの後口はすっきりしています。
アルコール度数も14%と飲みやすく、乾杯のグラスとしてはもちろん、デザートに寄り添う食後酒としても自然に馴染みます。
よく冷やしてワイングラスに注ぐと香りが開いて格別。ホームパーティーや誕生日のお祝いなど、にぎやかな場面で存在感を発揮してくれる一本です。
| シリーズ | メインシリーズ |
|---|---|
| 特定名称酒 | 純米大吟醸酒 |
| 酒米 | 山田錦 |
| 精米歩合 | 45% |


獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分 遠心分離
株式会社獺祭
透明感の極致。柑橘のような香りと澄みきった甘みが続く逸品
磨き二割三分のもろみを遠心分離機で絞ることで、通常の搾り方では残ってしまうわずかな雑味まで取り除いた上位版がこの「獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分 遠心分離」。
飲み比べてみると「通常の磨き二割三分」との違いがよくわかる一本で、甘みの爽やかさと清潔感がいっそう際立ちます。繊細な味わいを最大限に楽しむには、冷やしすぎず少し落ち着かせてから飲むのがおすすめ。
1万円を超える高級日本酒ですが、特別な日に自分自身へのご褒美として選ぶ価値は十分にあります。
| シリーズ | メインシリーズ |
|---|---|
| 特定名称酒 | 純米大吟醸酒 |
| 酒米 | 山田錦 |
| 精米歩合 | 23% |
獺祭 早田 純米大吟醸 磨き二割三分
株式会社獺祭
二酸化炭素バブル技術が守る、搾りたての鮮度
「獺祭 早田 純米大吟醸 磨き二割三分」は、獺祭と研究機関が共同開発した独自技術「早田法」を用いた一本。
二酸化炭素マイクロナノバブルを酒に加えることで、通常の火入れと同程度の65℃にて加熱しながらも、約15秒という短時間で殺菌・酵素失活を行います。これにより、火入れによる味わいのダメージを最小限に抑え、搾りたてに近いフレッシュさを長期間保てるようになりました。
梨のようなジューシーな香りとしっかりした旨みが共存しながら、後口はクリアにまとまっています。「磨き二割三分の中で最も飲みごたえがある」という評価も多く、通好みの一本として贈り物にも選ばれます。
| シリーズ | メインシリーズ |
|---|---|
| 特定名称酒 | 純米大吟醸酒 |
| 酒米 | 山田錦 |
| 精米歩合 | 23% |
獺祭 磨き その先へ
株式会社獺祭
10年以上の挑戦から生まれた、獺祭の最高峰
「磨き二割三分を超えるものとして造った」と蔵元が言い切るほどの一本で、構想から完成まで10年以上の歳月を要して生まれた「獺祭 磨き その先へ」。
精米歩合は非公開ながら二割三分を超える磨きを施しており、香りは華やかでありながら奥行きがあり、なめらかな甘みが長い余韻へと静かに続きます。
「まず磨き二割三分を1〜2杯楽しんでから移ると、このお酒の魅力がくっきり見えてくる」と勧めていますので、皆さんもぜひお試しください。
| シリーズ | メインシリーズ |
|---|---|
| 特定名称酒 | 純米大吟醸酒 |
| 酒米 | 山田錦 |
| 精米歩合 | 非公開 |
獺祭 飲み比べセット 2割3分 3割9分 4割5分
株式会社獺祭
23・39・45の違いを一度に体感する、最高の入門セット
「獺祭 飲み比べセット 2割3分 3割9分 4割5分」は、精米歩合23%・39%・45%の純米大吟醸酒を一度に揃えた飲み比べ用セットです。テイスティングしながら飲み進めていくと、精米歩合が変わるにつれて香りの密度・甘みの質感・余韻の長さがどう変化するかが体で理解できます。
自分の好みを知りたい方にとっては獺祭への最良の入口であり、初めて日本酒を贈る相手にも喜ばれやすいアイテムです。
| 容量/本数 | 300ml×3本 |
|---|---|
| 特定名称酒 | 純米大吟醸酒 |
| 酒米 | 山田錦 |
| 精米歩合 | 45% / 39% / 23% |
獺祭BLUE 50 from NY
株式会社獺祭
NYで生まれた純米大吟醸、逆輸入という新しい楽しみ方
「獺祭BLUE 50 from NY」は、ニューヨーク州ハイドパークの獺祭ブルー蔵で醸された純米大吟醸酒。アーカンソー州産と日本産の山田錦を使い、現地の水で仕込んでいます。
日本の獺祭と同じフルーティーな香りを持ちながら、現地の水や環境が生む微妙な個性の違いがあるとされ、飲み比べると発見があります。2025年8月から山口県内の特約店限定で販売が始まり、ニューヨーク生まれという話題性も手伝って注目を集めています。
和食はもちろん、洋食や前菜との相性も楽しめる柔軟な一本です。
| シリーズ | DASSAI BLUEシリーズ |
|---|---|
| 特定名称酒 | 純米大吟醸酒 |
| 酒米 | 山田錦(アーカンソー州産・日本産) |
| 精米歩合 | 50% |
新生獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分
株式会社獺祭
同じ二割三分なのに、なぜか甘みとコクが一段深い逸品
「新生獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分」は、獺祭の発酵過程から発見された「獺祭エクソソーム」を含む新生シリーズのフラッグシップ。
スペックだけ見れば通常の磨き二割三分と変わりません。ところが実際に飲み比べると、「何かが違う」と感じた人は少なくないはずです。通常版に比べて甘みとコクがひとまわり存在感を増しており、透明感を保ちながらもリンゴのような香りの奥にぐっとした厚みが宿っています。
また、ファッションデザイナー・山本寛斎さんへのオマージュが込められた箱のデザインも特徴の一つ。「日本人のアイデンティティで世界に挑む」という寛斎さんの精神と、「お酒が本来持つ発酵の力を問い直す」という新生獺祭のコンセプトが、このパッケージには重なっています。
| シリーズ | 新生シリーズ |
|---|---|
| 特定名称酒 | 純米大吟醸酒 |
| 酒米 | 山田錦 |
| 精米歩合 | 23% |
純米大吟醸 磨き二割三分 獺祭美酔
株式会社獺祭
度数11%なのに、純米大吟醸の品格。低アルコールの到達点
20年以上向き合ってきた「低アルコールで純米大吟醸酒の味わいを実現する」という難題に対する獺祭の答え「純米大吟醸 磨き二割三分 獺祭美酔」。
加水は一切せず、発酵初期の温度管理と汲み水管理を丁寧に行うことで、アルコール度数が自然に11度に落ち着いた酒が生まれました。それでいながら香りは華やかで、甘みも純米大吟醸酒の品格を保っています。
飲み終えたあとの体の軽さに驚く方が多く、「日本酒は酔いすぎてしまう」という方にこそ試してほしい一本。化粧箱入りでギフトとしても見栄えがよく、氷を浮かべてゆっくり飲むのもおすすめです。
| シリーズ | 新しい形シリーズ |
|---|---|
| 特定名称酒 | 純米大吟醸酒 |
| 酒米 | 山田錦 |
| 精米歩合 | 23% |
獺祭 純米大吟醸 磨き三割九分 寒造早槽
株式会社獺祭
搾りたてのフレッシュさを堪能する、冬の限定生酒
「獺祭 純米大吟醸 磨き三割九分 寒造早槽」は、11月から12月末にかけてだけ出荷される、冬の風物詩的な一本。
山田錦を39%まで磨いた生酒で、搾りたてならではのフレッシュな香りとキレのある後口が魅力。通年品にはない瑞々しさがあり、季節の料理ともよく合います。
毎年この時期を楽しみにしているファンも多く、「冬になると必ず買う」という定番になっている方も少なくありません。生酒のため、開封後は早めに飲みきるのが鮮度を楽しむコツです。
| シリーズ | 季節品シリーズ |
|---|---|
| 特定名称酒 | 純米大吟醸酒 |
| 酒米 | 山田錦 |
| 精米歩合 | 39% |
【番外編】日本酒以外の獺祭銘柄
獺祭は日本酒以外にも、甘酒や焼酎、梅酒などさまざまなお酒やノンアルコール飲料を展開しています。ここでは「番外編」として「甘酒」「焼酎」「梅酒」の3つをご紹介します。
獺祭の醗酵技術から生まれた新生甘酒
株式会社獺祭
獺祭のエッセンスが詰まった、スッキリ上品な甘酒
「酒米の王様」と称される山田錦を、なんと50%まで磨いた等外米で仕込んだ麹仕立ての甘酒が「獺祭の醗酵技術から生まれた新生甘酒」。
一般的な甘酒とは明らかに異なって感じられるのが、甘みの質。こってりした重さがなく、上品でクリアな甘みがすっと口の中に広がり、そのままごくごくと飲み進められる軽やかさがあります。
日本酒を醸す技術と素材へのこだわりが、甘酒という形でもきちんと表現されており、子どもから大人まで、お酒が飲めない場面を獺祭が彩ります。
| シリーズ | 新生シリーズ |
|---|---|
| 特定名称酒 | – |
| 酒米 | 山田錦 |
| アルコール度数 | 0% |
獺祭 焼酎
株式会社獺祭
獺祭の吟醸香を、そのまま焼酎に閉じ込めた一本
獺祭を搾った酒粕だけを使い、加水調整を一切せずに蒸留した粕取り焼酎が「獺祭 焼酎」。製造量が少なく、なかなか手に入らない希少品でもあります。
グラスを傾けた瞬間から漂う、あの獺祭そのものの華やかな吟醸香。口当たりは驚くほどなめらかで、米由来のやわらかな甘みがあります。
一般的な焼酎に感じがちなえぐみや荒々しさはどこにもなく、日本酒のフルーティーな感覚が焼酎という器に宿っているような不思議な一本です。
| シリーズ | 新生シリーズ |
|---|---|
| 特定名称酒 | – |
| 原料 | 獺祭の清酒粕、清酒 |
| アルコール度数 | 39% |
獺祭 梅酒 純米大吟醸磨き二割三分仕込み
株式会社獺祭
最高級の酒に、最高の梅。それだけで梅酒は別次元になる
「獺祭 梅酒 純米大吟醸磨き二割三分仕込み」は、獺祭のフラッグシップである「純米大吟醸 磨き二割三分」に、和歌山県産南高梅の中でも最高級の適熟梅だけを漬け込んだ本格梅酒。
一般的な梅酒にありがちなベタついた甘さがなく、滑らかな口当たりから、幾層にも重なるような甘みがゆっくりとほどけ、続いてじんわりとしたやわらかな酸味が追いかけてきます。
また、アルコール度数は8%と軽やかな仕上がりのため、お酒が強くない方や女性の方にもおすすめの一本です。
| シリーズ | 新生シリーズ |
|---|---|
| 特定名称酒 | – |
| 原料 | 清酒(国内製造)、梅(国産)、糖類 |
| アルコール度数 | 8% |
獺祭の魅力と基本情報
獺祭とは?歴史と特徴
獺祭を手がける株式会社獺祭(旧名:旭酒造)は、1948年に山口県岩国市周東町で創業しました。戦後の日本で歩みを始めた蔵は、伝統を大切にしながらも、時代に合わせて酒造りを進化させてきたことで知られています。
なかでも「純米大吟醸のみを造る」という大胆な方針は、日本酒業界のなかでも際立った存在感を放っています。
獺祭を語るうえで欠かせないのが、長らく酒蔵業界で主流だった杜氏制度を見直し、社員全員で酒造りを担う革新的な体制です。さらに、使用する酒米は“酒米の王様”とも称される山田錦のみに絞り込み、精米歩合も極限まで追求しています。
こうした徹底したこだわりが世界的な評価を受け、「ワイングラスで飲む日本酒」の象徴的存在となりました。
獺祭という名前の由来
獺祭の名前は、カワウソが捕らえた魚を岸に並べる姿を祭りの供え物になぞらえた「獺祭魚」に由来しており、そこから転じ、多くの資料を広げて詩文を練る様子を表す言葉としても使われるようになりました。
蔵元の獺祭は、この語が想起させる正岡子規の号「獺祭書屋主人」に重ね、さらに蔵のある山口県岩国市周東町「獺越(おそごえ)」の地名にも通じる名として採用し、これが現在の「獺祭」に至ります。
獺祭が人気の理由
獺祭が人気の理由といえば、多くの方が口を揃えるのがその「飲みやすさ」。フルーティーで甘い香りと、すっきりした後口は、日本酒に慣れていない人でも自然に手が伸びます。
そして、価格の納得感も見逃せません。純米大吟醸酒としては比較的求めやすい価格設定で、「良い日本酒を多くの人に」という蔵元の姿勢が価格に表れています。
知名度とブランド力という点では、外交の場での活用やアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』への登場なども、幅広い層への認知に貢献しました。
そして世界展開。ニューヨーク蔵の開業や海外三ツ星レストランへの採用など、グローバルブランドとしての存在感がファン層をさらに広げています。


獺祭の日本酒に関するよくある質問(FAQ)
獺祭の50・39・23はどれが一番美味しい?
よくいただく質問ですが、「獺祭 純米大吟醸50」は2019年3月をもって終売となっており、現在は「獺祭 純米大吟醸45」としてリニューアルされています。
よって、ここでは45として回答しますが、正直に言えば精米歩合の違いは「個人の好み」によります。
45は旨みとフルーティーさのバランスが良く、日常的に飲み続けやすい。39は香りの豊かさと余韻の長さが増し、「獺祭らしさ」が前面に出てきます。23は蜜のような濃厚な甘みと圧倒的な透明感が特別感を演出してくれます。
また、獺祭は全てが高精米の純米大吟醸酒ですので、フルーティーな日本酒好きの方であれば全て好みの可能性が高いです。
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筆者個人の経験則として答えると、予算が許すのであれば23の「獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分」が間違いなく万人にウケます!一口飲むたび「ああ、これがいい日本酒だよね」としみじみ思う一本です。
初心者にはどれが向いていますか?
「獺祭 純米大吟醸45」か「磨き三割九分」が最初の一本として最適です。
45はフルーティーで飲みやすく、食事と合わせてもうるさくない。39はより香り高く、純米大吟醸酒らしい華やかさ、奥行きを感じたい方向けです。
「飲み比べセット」なら、一度に味わいの違いを体験しながら自分の好みが見えてきますのでおすすめです。
贈り物にするならどれがよい?
木箱入りの「磨き二割三分」は見た目の特別感があり、お祝いや目上の方への贈答に喜ばれます。通好みを演出したいなら「早田」が面白い選択です。
乾杯用には「にごりスパークリング45」や冬限定の「寒造早槽」も華やかで印象に残るプレゼントになります。
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予算に余裕がある方で、ギフトとして絶対に外したくない場合は「獺祭 磨き その先へ」をぜひ贈りましょう。まさに、蔵元の理念や情熱が体現された日本が世界に誇る名品です。


獺祭は甘口と辛口どっち?
日本酒度という数値的な分類では辛口寄りですが、純米大吟醸特有のフルーティーな香りと甘みが口中で広がるため、甘口に感じやすい側面もあります。
これは、香り(口中香)が味わいを強めることに起因しており、吟醸香とされるバナナやメロンのようなフルーツ香が口中での風味を強めるために”甘い”と感じやすくなるのです。
結論、「獺祭は数値的には辛口寄りだが、フルーティーがゆえ甘く感じやすい」とするのが答えとして的を射ているかと思います。
それが獺祭の奥深さでもあり、獺祭がこだわり続ける純米大吟醸酒の魅力でもあるのではないでしょうか。
































